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井出草平の研究室
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不登校経験率

「ひきこもり」の不登校経験率を各調査で比較。調査によって少し幅が出る。不登校経験率は6~8割程度。「ひきこもり」と「不登校」の間には密接に関係していることが分かる。
調査名 不登校経験率
『ひきこもりガイドライン』 61.4%
斎藤環の診療データ 86%
埼玉県実態調査 64.6%
大分県実態調査 69.6%

1.『ひきこもりガイドライン』

不登校経験率は61.4%。これは小学校から大学までの不登校をカウントした数字。『10代・20代を中心とした「ひきこもり」をめぐる地域精神保健活動のガイドライン』より「「社会的ひきこもり」に関する相談・援助状況実態調査]」。

2.斎藤環の診療データ

不登校経験率は83%。斎藤環『社会的ひきこもり』に示されている斎藤の所属していた研究室を受診した患者の診療データ。

3.埼玉県実態調査

不登校経験率は64.6%。埼玉県健康福祉部『ひきこもり実態調査報告書』(2002年)でのデータ。この調査の特徴は「ひきこもり」の定義にそう形で診断をしたのちに分析が為されていることである。集められたデータは723件だが、実際に分析に使われているのは精神疾患に関係しそうなものを除いた131件である。この点で非常に信頼の置ける調査である。

4.大分県実態調査

男性が69.6%。大分県精神保健福祉センター『ひきこもりの実態調査報告書』(2004年)でのデータ。この調査の特徴は、「ひきこもり」を思春期・青年期に限定していないところである。最高年齢は73歳であり、45歳以上が5.7%含まれている。